ひとことで言うと
債券ファンドは、投資信託の中で国債、社債、外国債券などの債券を組み入れて運用する商品です。
最初に分けること
債券という言葉だけで、預金のように価格が固定される商品だと考えないようにします。債券を組み入れた投資信託の基準価額は毎営業日動きます。金利、残存期間、信用力、為替、費用によって、NISA口座で保有していても評価額が下がる可能性があります。
個別の債券を満期まで持つことと、債券ファンドを保有することも分けます。債券ファンドは複数の債券を組み入れ、運用中に売買し、費用を差し引き、必要に応じて分配します。そのため、1本の債券の説明だけでは読めません。
投資初心者が見るところ
確認する順番は、投資対象、残存期間、為替ヘッジ、信託報酬、分配方針、純資産、過去の下落局面です。NISA対象商品かどうかは入口であり、商品推奨や価格の固定を意味しません。
| 見る項目 | 何を確認するか | 読み飛ばすと起きる誤解 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 国債、社債、国内債券、海外債券の比率 | 債券ならどれも同じだと思う |
| 残存期間 | 短期中心か、長期中心か | 金利上昇時の揺れやすさを小さく見る |
| 為替ヘッジ | 外貨建て資産の為替影響をどこまで抑えるか | 金利だけで値動きを説明しようとする |
| 費用 | 信託報酬、その他費用、売買に関わる条件 | 利回りだけ見て手元の結果を見落とす |
| 分配方針 | 分配金の有無、頻度、原資の見方 | 分配金を利益そのものと決めつける |
| 使う時期 | 近く使うお金か、長く置けるお金か | 下落時に売らざるを得なくなる |
NISAで見る時の注意
NISAは税制上の器です。債券ファンドをNISAで持っても、金利リスク、為替リスク、価格変動リスクは残ります。非課税で持てることと、値下がりしにくいことは別です。
特に、金利上昇時は既に組み入れられている債券の価格が下がり、基準価額に影響することがあります。新しく買う債券の利回りが高くなることと、今持っている債券ファンドの評価額が短期的に下がることを混ぜないようにします。
関連記事で読む順番
まず、債券価格と金利の関係は /start/bond-price-rate-rise-fund-check/ で確認します。次に、NISAで債券ファンドを検討する実務は /start/bond-fund-rate-rise-nisa-check/ へ進みます。商品要件の制度面は /start/nisa-products-expansion-bond-balanced-check/ で確認します。